
ソフロロジー式呼吸法での出産って実際どうなの?
体験談を知りたい‼︎
私は上の子の出産の際に妊娠高血圧症候群を発症し無痛(和痛)分娩(以下、無痛分娩)で出産しました。
2人目の出産も痛みに耐えきれるか不安だったのでまた無痛分娩を希望!
しかし夜に陣痛が始まり明け方には出産したので麻酔をすることができず(夜間は麻酔に対応してくれず)、自然分娩での出産となりました。
産院がソフロロジー呼吸法を取り入れており、陣痛はとにかく長く吐くことを意識して耐えることでなんとか乗り切りましたよ。
今回はその時の出産体験談をまとめていきたいと思います。
上の子時の妊娠高血圧症からの無痛分娩の出産レポはこちらに詳しくまとめています。

さっそく時系列で振り返っていきたいと思います。
この記事のもくじ
ソフロロジー式での出産|出産前日に破水からの陣痛開始!
まずは出産時のデータをご紹介しておきます。
- 37歳
- 経産婦
- 9か月までは毎日往復2キロ、娘を幼稚園まで歩いて送り迎え
- 里帰り出産で34週に実家へ里帰り
- 前回の妊娠中は臨月に血圧が高かったりしたが、今回は問題なし
- 9か月後半ごろからたまに右腰がキューっと痛くなることあり
- 無痛(和痛)分娩を希望
- 臨月に入り、安産のお茶と言われているラズベリーリーフティーを飲む
- 里帰り中は週1回、産院のマタニティヨガに参加
- 産院がソフロロジー呼吸法を取り入れていたのですが、母親学級でCDを聞く程度しか取り組んでいなかった
上の子は予定日より8日も早く生まれたので、今回も早く生まれるかな~と思っていました(娘の初めての幼稚園の運動会までに自宅に戻りたくて早く生まれてほしかった)。
ですが予定日近くになっても全く生まれそうな気配がせずに予定日2日前を迎えることに…
予定日2日前の午後から右腰がキューっと痛くなるのですがすぐに収まる痛みを繰り返していました。
午後9時 水っぽいおりものが出る
その日は娘が早く寝てくれたので、お風呂上りゆっくりしていたら立ち上がった瞬間、何か出てくる感覚が!
前に切迫流産で出血した時の感覚にとても似ていたので、まさかと思ってすぐさまトイレでチェックすると、水っぽいおりものが出ていました。
午後10時 陣痛開始!
その後おりものが出てくる感じはせずに様子を見ていたら、下腹部がキューっとする痛みがするようになりました。
陣痛アプリで間隔を測ると8~9分おきに痛みが!
でもまだ我慢できる痛みだし、前駆陣痛かもと思って様子を見ることにしました。
午後11時 ピンク色のおりものが出る
我慢できる痛みはずっと8分おき位にやってきており、トイレへ行くと今度はピンク色のおりものが出ていました。
とりあえず横になって寝てみると、痛みが強いので起きて椅子に座り様子を見ることにしました。
午後12時半 病院へ連絡
なかなか痛みが治まらないので、母を起こし病院へ連絡すると、入院の準備をして来るように言われました。
娘は父に横に寝ててもらうようにお願いし、病院へ向かいました。
病院到着!ソフロロジー式呼吸法で出産へ
午前1時半 破水しており、即入院へ
病院へ着くとベテラン助産師が出迎えてくれて、破水しているかの検査と内診で子宮口をチェック。
破水していることがわかり、子宮口は3㎝開いていました。
破水しているので入院することになり、NSTの機械と血圧計につながれ、点滴の管を入れられました。
左側を向いて寝ると赤ちゃんが下りてきやすいとのことで、横向きで寝るけれどすごく痛かったです。
午前2時半 意外と早く進む
陣痛の痛みはまだ我慢できる程度でしたが、内診の結果、子宮口は6~7cmに!
痛みが来るとベッドの手すりをつかんで、息を吐くことに集中しながら痛みに耐えていました。
そして助産師さんが取り上げた赤ちゃんを置くベッドなどを用意し始めたのでびっくりしました。
午前3時半 分娩台へ
子宮口が8~9cmになっていることがわかり、LDRのベッドが分娩台の形になりました。
赤ちゃんが下りてくるようにまた左側を向いて寝るように言われたのですが、横向きになるとすごく痛かったです。
午前4時 出産!
子宮口は全開に。
陣痛のタイミングに合わせて何回かいきんで、無事に男の子が生まれました。
胸の上で赤ちゃんを抱かせてもらってカンガルーケアをさせてもらいましたよ。
上の子の時もでしたがやっぱりこの瞬間は感動しますね!!
胎盤が出てこない!激痛の胎盤用手剥離
無事に赤ちゃんを出産し、あとは胎盤が出てくるんだよね~と思っていたのに、助産師さんがお腹を押してもなかなか胎盤がはがれ出てきませんでした。
そこで先生からちょっと痛いよ~と言われてなされたのは、なんと手で胎盤をはがす処置でした…!!
先生が膣から手を入れて手でお腹の中をぐるぐるされるのですが、これが本当に激痛でした!
後から調べてみると胎盤用手剥離といって胎盤が出てこなかったときにする処置だそうです。
まさか出産後にこんな痛みがあるとは思っていなかったので、本当に辛かったです。
ソフロロジー式分娩の感想
私が出産した産院ではソフロロジー式を取り入れていました。
母親学級ではソフロロジー式で出産された方のDVDを見たりイメージトレーニングのCDを聴き、産院のマタニティヨガではイメージトレーニングのCDを聴きながらお産をイメージすることに取り組みました。
しかし自宅でも病院で販売されているCDを聞いてイメトレするように言われていましたが、今回は無痛分娩も希望していたし、上の子が一緒だと家でなかなかCDを聞くこともできなかったのでほとんど聞いていませんでした。
(ただ上の子の妊娠中は毎日聞いていたので、音楽は覚えていましたよ)
ソフロロジー呼吸法とは
出産の時に代表的な呼吸法といえばラマーズ法がありますが、もう一つソフロロジー呼吸法も有名です。ソフロロジーとは、フランスで始まった出産方法です。
ソフロロジー呼吸法は、リラックスできる音楽を聴きながらエクササイズやイメージトレーニングをすることで、出産をする不安や怖いという気持ちを軽くし、前向きな気持ちでお産ができるようにしていきます。
気持ちが前向きになることで母性を育むことにもつながります。
ソフロロジー呼吸法は単なる出産時の呼吸法ではなく、リラックスした状態で陣痛を受け入れ、赤ちゃんとともにお産を乗り越えようとする力となります。
産院で販売されていた同じCDの販売は見当たりませんが、監修されている松永昭さんの別のCDがありました!
あとは母親学級などではこちらのことを教えていただいていました。
- 陣痛の痛みは長くても50秒
- 陣痛には必ずお休みの時間がある
- お休みの時間はリラックスすることをこころがける
- 陣痛がきているときは赤ちゃんも苦しいから、息を吐いて酸素を送ってあげる
- 赤ちゃんも頑張って会いに来てくれるとイメージする
陣痛の時はこちらの事を痛いながらも考えながら過ごしましたよ。
LDRの部屋に入院してからは、母親学級などでもいつも聴いていたソフロロジー式イメージトレーニングの曲が流れていてそれを聴きながらの出産でした。
特に毎日CDを聞いてイメトレしていなかった私でも、助産師さんの声掛けでなんとか長く吐く呼吸を心がけて叫ぶことなく陣痛をのりこえることができましたよ。
陣痛中に私がやったことは
とにかく陣痛の痛みの波が来たら、吐くことに集中する!
これだけでした。
私の場合、叫んだら余計に体力を消耗してしまいそうな気がしたので、吐くことに集中できたのかもしれませんね。
母親学級で見たDVDでは赤ちゃんが出てくるときも静かにいきまずに出産だったんですが、私の場合はさすがにそれはできなくてかなりいきまないといけなかったです。
でもソフロロジーの呼吸法をすることで、落ち着いて出産に臨むことができたと思います。
ソフロロジー式での出産を終えて
上の子の時は妊娠高血圧症候群になり入院から出産まで40時間近くかかったので、今回もそんなにかからないにしても時間はかかるだろうと思い臨んだ出産でした。
今回は結局破水から出産まで7時間半での出産で、「経産婦は早い」とよく聞きますが本当に早いな~と自分でもびっくりでした!
また前回が無痛分娩だったので今回痛みに耐えきれるか本当に不安でしたがソフロロジーのおかげか、なんとか乗り越えることができて無事に赤ちゃんに会うことができ本当によかったです。
出産後の胎盤用手剥離がこれまた本当に痛かったのですが、コープ共済(たすけあい女性コース)に加入していたので共済金も少しもらうことができました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
▼出産準備品におすすめのものをご紹介しています▼